Climbing Mate Club

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錫杖岳

9/23(土)-24(日) 錫杖岳 佐藤、松本
9/23(土) <駐車場にて> 6時ごろに槍見温泉の無料駐車場に到着。満車だったが奥の方になんとかスペースを見つけて停めた。
対岸のトンネル脇の路肩にも駐車車両がいっぱいだった。出かけていく人たちはヘルメットを持っているし、テントも背負っているようだ。上では張る場所がないかもしれないと考えて日帰りにして、駐車場で泊まることにする。
そこで見知った顔に出会った。ロクスノでおなじみの三人組、”しあわせ未満”に行くそうだ。
<黄道光> 取り付き8時すぎ。左方カンテには5~6パーティ、1ルンゼにも4~5パーティはいるんじゃないか。
1P目の取りつきまで左方カンテとかぶるので、北沢フェースのほうから取り付く。
黄道光の1P目に相当する、11dのピッチ。佐藤リード。
シンハンド~ハンドぐらいの左上するクラックが続く気持ちいいルート。疲れてくるにつれ傾斜がゆるくなっていく親切設計。
クラックが終わるとボルト3本でテラスに到着する。
核心は一番初めのボルトと、クラックが終わってから1本目のボルトのあたりか。このピッチはぜひともリードしたい。
トポに55mとあるが、直線で本当に55mあった。荷揚げ用ロープが50mだったので最後の5mは重~いクライミングを強いられたようだった。
 2P目、11c。松本リード。ボルト連打をたどり、途中からクラックで、その後またボルト連打。
ボルトはこんなにいらないのでは?と思うほど多い。
多いのに、登るラインからは遠くて、クリップできないのもあった。高度感があって怖いので、クラックで30cmおきにプロテクションをとったら、ロープが屈曲して登れなくなったので途中できった。
上部はもろくてざらざらしてくる。
 3P目、北沢デラックスと共通の11a。ボルト3本分登ると後は終わったも同然。ここから懸垂5Pで下降。
使用したカムはキャメロット3番までを2セット、ナッツ一組。ヌンチャクたくさん。
その後”しあわせ未満”を見に行った。
6月に注文の多い料理店を登ったときには、ルートがあるとは想像もしなかったところに人がいた。豆腐の面みたいに綺麗で、ずっとハングしていた。超難しそう。
私たちが登っている最中にも、こちらから雄叫びが聞こえてきていた。
 9/24(日) <アプローチ> 錫杖沢近くのテントにグーテンタークの方々がいた。昨日は一ルンゼで今日は三ルンゼに行くそうだ。
 前日”注文の多い料理店”のあたりにデポしておいたギアを回収し、そのまま中央稜の基部をトラバースして牧南沢に入る。
トラバースは大変な藪こぎで、いったん錫杖岩舎まで下りて沢沿いに行くべきだった。
牧南沢をどんどん登ると本峰フェースの右端に着く。
ここから見る景色はとてもすばらしい。右手には小さな岩頭がポコポコしてその間には庭園のような緑地、左手には烏帽子岩が大きく聳えている。下界は一面の雲海。
 ここに荷物を置いて、登攀開始。
<湯の街奥飛騨ぶらり旅> 3Pとも佐藤リード。
 1P目は、始めはリングボルトが続くが、ランナウトし、その後動くボルト。それ以降はカムが使える。
 2P目、ざらざらのクラックからフェースを左にトラバース。このフェース部分がボルト2本しかなく、絶妙なバランスを強いられる。ホールドが遠い。
 3P目、5.7?。 トポ通り、懸垂2Pで下降。荷物を回収して登ってきた沢を下る。沢は懸垂しなくても後ろ向きになって下りられる。
カムはエイリアン緑~キャメロット緑を2セットぐらいと、キャメ1~3までを1セット使用。
下降支点が古そうだったので、ピトンとハンマーを持っていくべきだった。
 このルート、佐藤さんは絶賛だが、ボルトもホールドも遠くて岩がもろいので私(身長158cm)にはかなり厳しく感じられた。


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