Climbing Mate Club

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鹿島槍 東尾根

3月20日〜22日に、池迫・宮崎・山本で鹿島槍東尾根に行ってきました。抜群の眺めの中、ナイフリッジや雪壁、岩、ラッセル、雪洞泊…盛り沢山で充実した山行でした。

【1日目】大谷原駐車場7時ーニノ沢の頭15時幕営

 一ノ沢の頭から二ノ沢の頭まで、時々腰まで潜るようなラッセルを、3人で交代しながら進んだ。ラッセルの汗か、降り続いていた雪のせいか、服がびっしょりと濡れ、一晩中強風にさらされたテント内は寒くて震えが止まらなかった。

【2日目】二ノ沢の頭6時ー第一岩峰・第二岩峰ー鹿島槍北峰13時ー天狗の鼻手前2300m付近16時雪洞泊

 朝起きてみると風が弱くなっていたので予定通り行動を開始した。第一岩峰には先行5グループがおり、ルンゼ内は混み合っていたので、右寄りの雪壁と草付きをロープなしで進み、第二岩峰に1番乗りできた。荷物を背負っての第二岩峰の核心部はいやらしかったが、宮崎さんナイスリードでした。
第一岩峰から先、ひたすら新雪ラッセル。初日からトレースをあてにせず3人で協力して頑張った分、鹿島槍北峰頂上に辿り着いた時は本当に嬉しかった!

荒沢の頭がわかりにくかったが池迫さんに確認してもらい、無事に天狗尾根に下降することができた。ギャップをハイマツの残置で懸垂し、天狗のコルを越えて2300m付近で、わたしは初めて雪洞泊を体験した。前日の凍えるようなテントの中とは別世界の快適さで感動した。雪洞マスターの池迫さんから作り方を教わることができて嬉しかった。

【3日目】5時20分発ー天狗尾根ー駐車場9時50分着

 最終日、朝は小雪が舞う程度で風もそこまで強くなかったが、9時ころから天気が崩れる予報だったので早めに出発した。第一・第二クーロワールは雪がしっかりあったので、クライムダウンで下降。予定通りの10時に駐車場に戻ったところで大雨となった。
 様々な要素を含んだ今回の山行は、経験豊富な先輩にいろんなアドバイスをいただくことができ、とても勉強になりました!

記録:山本


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