Climbing Mate Club

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霞沢岳

12/29~12/31 百瀬、正沢、森川で霞沢岳に行ってきました。

1日目 釜トンネルを抜けて上高地へ。例年より雪が少なく、山肌が見えていました。明神館(徳本峠の分岐)までは、トレースもあり軽快に進みました。登山道沿いに進み、1時間ほど歩いたところでワカンを着用してラッセル。雪は膝くらい。徳本峠小屋に到着し、小屋の脇で幕営。稜線は暴風が吹き荒れており、小屋の影にもかかわらず、抑えていないとテントが飛ばされそうで幕営にも気を遣いました。テントの中は温かく快適でしたが、風すごい音は一晩中止みませんでした。

2日目 朝起きると、前日の暴風がつづいていました。樹林帯に入ると風は治まり、代わりに深い雪が。深いところで胸までの雪をかきわけて進みました。ジャンクションピークを過ぎたあたりで急こう配になり、場所によっては硬い雪面が。ワカンからアイゼンに交換。幕営はK1ピーク手前の霞沢岳の山頂が見える尾根。前日の暴風は治まっており、静かな夜を迎えられました。

3日目 快晴。朝焼けで山肌が真っ赤に燃えていました。写真にはうまく残せなかったため、胸に刻みました。K1ピーク手前から勾配がきつくなりました。雪が締まりきっておらず、雪面を何度も何度も踏み抜きながら進みました。正沢さんが先頭を歩いてくださり、百瀬さんが見守ってくれたため、森川の技術でもどうにか山頂まで到達することができました。山頂西の痩せ尾根を下り、途中懸垂下降1回。林道に抜けると、激しい勾配の下りになり、最後まで気が抜けませんでした。大正池-釜トンネルの途中の登山口へ下山しました。

雪上訓練以外で、会で初めてのテント泊。ザックのパッキング、テント内での生活、山行技術。非常に多くのものを得られました(教えていただきました)。テント内では、1日目はテルモスを探すのにも苦労してしまいましたが、2日目は探さずに自分のものがどこにあるかわかるように。繰り返し経験していくことが大切なのだと感じました。1日目、百瀬さんは水の出ていないところから水場を掘り当てていました…。先は長く遠いですが、熟練のクライマーになれるよう努力します。これからもご教授をお願い致します。

1日目 釜トンネル発 9:30 上高地BT 10:20 明神館 15:30 徳本小屋 幕営

2日目 7:00発 10:30ジャンクションピーク 15:20K1ピーク手前の尾根(2400m地点)で幕営

3日目 6:30発 9:30K1ピーク 12:30霞沢岳山頂 15:40上高地

記 森川


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