Climbing Mate Club

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焼岳火口周回

4月22日、二名で残雪の焼岳に行って参りました。
中の湯上部の登山口まで車で入り、8時頃から登り始めました。
最初の急登を越えるとすぐに雪が現れ、そこからは残雪の登山道をひたすら上へと目指しました。
10時前に下堀沢に合流し、そこからは樹林帯をぬけた急な斜面を、落石や滑落に気をつけながら登ります。
ここまではガスと小雨の中でしたが、次第に晴れ山頂が時たま顔を出すようになりました。
北峰と南峰のコルにつくと、そこからは南峰を経由し、火口壁を周回するコースをとります。
これから通過する場所を見渡すと、雪がまだ残っている部分とそうでない部分があり、ここからはミックスの登攀となることが容易に伺えます。
ここからは険しく崩壊箇所もあることと、練習のためとでザイルを出し、確保しながらの移動が始まります。
途中何度か急な岩場を確保しながら登り、何度かスノーリッヂを横切り、急な雪面をトラバースします。
途中火口の真横を通過しましたが、100メートル以上切れ落ちた火口の中に崩壊して落ち込んでゆく氷塊と岩石を見、自然界の絶大なパワーを感じました。
14時前、焼岳北峰に登頂。
雲の中に前穂や笠ヶ岳が顔を覗かせていました。
下山を開始し、途中の斜面で滑落停止訓練を挟みつつ、16時頃、登山口へ到着いたしました。
今回はミックスのルートや滑落停止訓練と、とても実りある山行でした。
焼岳火口周回はとても登りがいのある良ルートでしたので、再度挑戦したい。

記 小林


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