3月10日
百瀬会員、小林会員の二名で北アルプスの前山である富士尾山へ山行に行きました。
標高1300メートル弱のこの里山は、登山道もあり、地元にはちょっとしたハイキングで訪れる人もいる手頃な山です。
しかし、一歩登山道とは違う尾根を行けば、そこは岩稜もあり、懸垂カ所もあり、藪こぎありのルートファインディングが必要なルートとなります。
今回は山頂から北東に延びる尾根を辿りました。
9時登りだし。
最初は林業用の踏み跡もありましたが、半分を過ぎてそれもなくなり、積雪も20センチほどありましたので、藪の中をラッセルしながら、ルートを探して進んでいきます。
途中15メートル程の垂壁を懸垂し、雪稜をよじ登り、木々がひしめき合う低木の中をくぐりながらながら山頂を目指します。
12時ころ、ようやく雪稜を抜け、山頂に到達しました。
山頂は、ガスに覆われて周囲を見渡すことができませんでしたが、適度にバリエーションルートを踏破したことから心地良い充実感がありました。
雪も降っていて、気温も低いためすぐさま下山を開始しました。
下山は山頂から東に延びる尾根を下ります。
ここでも途中懸垂を2回し、午後3時前、藪を抜けて別荘地に到達しました。
日帰りでの適度なバリエーションルートとして、とても良いルートでした。