いよいよ雪山シーズンに突入する時期となりました。雪山は夏山に比べとても過酷な環境です。
そのような環境下での安全登山を目指すため、当会では、12月5、6と乗鞍岳雪上訓練に行って参りました。
当会会員の雪山登山における技術診断及び技術向上のために行われた今回の訓練では、体力の診断及び向上、雪山での歩行方法、雪山でのビヴァークを視野に入れたツェルト泊が中心で行われました。
ここ数日の降雪により、新雪に覆われた登山道はラッセルの練習にもってこいの状態でした。
また頂上直下は凍結部分も多々あり、アイゼン歩行にも良い練習となりました。
そして宿泊は全員がグループにわかれツェルト泊をしました。
ツェルト泊は生地が薄い分外気がそのまま伝わり、雪山の桁外れの寒さを体感し、暖の取り方、登山用具の凍結防止方法などを学ぶことが出来ました。

今回の総括としましては、全員が協力しあい訓練に励んだため、各会員の体力向上、雪山歩行技術向上、雪山での宿泊で重要なことを学ぶことができ、登山技術の向上に繋げることができました。
また、２日間出席した会員全員が乗鞍岳山頂に到達することができ、たいへん有意義な訓練とすることができました。