2015/2/15友藤さん、高橋君、吉岡の3名で日帰りで硫黄岳に登山に行きました。

当日は朝から天候が悪く、7時に美濃戸口を出て7：50に美濃戸、北沢経由で赤岳鉱泉に9時過ぎにつきましたが、天候は更に悪く、大同心も全く見えない状態で、風と雪で寒さも強く、とにかく森林限界までは登るという判断で登り始めました。しかし、初心者の我々の消耗も強く、上は更に状況も悪いことが予測され、稜線に出るのは危険と判断し、11時過ぎに森林限界終了の地点で中止、下山し12時頃に赤岳鉱泉に戻りました。

復路は中山乗越から行者小屋経由でいろいろなポイントを紹介してもらいつつ南沢を戻る予定をしておりましたが、おそらく何も見えないだろうと予想されたため、往路を戻り14時頃に美濃戸口に着きました。

個人的には登頂できなかったことは残念ですが、それでもアイゼンをつけずにきちんとフラットフッティングで雪道を歩く訓練になりましたし、その他、入山時に確認すべきことや、荒天時の判断の難しさや、雪山の装備のことなど、友藤リーダーから教わることが沢山あり、とてもためになる山行であったと思いました。

今回、殆ど空身に近い装備ではあまりトレーニングにならないから、と水や石やガチャなどいろいろ詰めて挑んだのですが、友藤リーダーのペースについていくのがやっとで、赤岳鉱泉に着くまでにもう死にそうなくらい疲れ果ててしまいました。そこで、水・石など捨てなければなりませんでした。アプローチまで15kgとか20kgの荷物を背負って、早く、安全に歩く。そんな基本的なことさえまだまだ出来ないことが分かり、ジムに通うだけでは知識も技術も体力も経験も、やはり身につかないな、ということを改めて実感しました。今後もトレーニングの内容を再検討しなおすとともに、積極的に山に入りたいなぁと思いました。

また、自分にとっては初めて一緒に山行させてもらったメンバーばかりで、道中はプライベートな話も飛び出し、大変楽しい時間を過ごさせていただきました。山の仲間の絆は、こうして山行を重ねる中で徐々に強くなるのかな、と考えました。

最後に今回のように初心者に向けて適切なレベルの山行を企画していただき感謝しています。また貪欲にお願いすると思いますが宜しくお願いいたします。

 

記・写真　吉岡