3月23日、私とＴ野さんで、王滝口から日帰り登頂を目論みましたが、田の原までのゴンドラが始発から強風で動きませんでした。好天なのでじきに動くと思ったのですが、期待に反して運休のまま。結局3時間も待ってあきらめ、11時半にリフトの下を歩きだしました。すると１時間45分で上の駅に着きました。これなら第1便が動かないとわかった時点で、ただちに歩き出せば上まで届いたかもしれません。私の判断ミスでした。既に13時をまわっていたので、雪上ロープワークのさわりをやりながら、16時には下山しました。ゴンドラは我々が下山にかかってしばらくしての14時半すぎに、やっと運行を始めました。
はじめからあと１時間早く家を出れば、登りはゴンドラをあてにしないでも、好天なら上まで行けると思いました。何しろその辺の考え方がリーダーとして腰が決まってなかったです。
前日に王滝口七号目から滑落事故がありました。下山前にルートを一瞥すると、5年前の3月に登った時とは比べものにならない積雪量で、夏の登山道が追えません。あれでクラストしていれば止まらないでしょう。ところで、私がＴ野さんについていけなくなる日も、そう遠くはないと感じました。これはホントです。でなければ、最初からゴンドラに乗らず歩いても、上まで届くとは思いません。
もうひとつ。帰りの国道19号で、ニホンザルをあわや車で轢きそうになりました。気がついてよかったです。やつはケロリとして、すぐあとの大型トラックの前をダッシュして横断してたので、私に轢かれるほどノロマではなさそうでしたが。(Kusumkan:記)
写真は、一枚目が御嶽山、二枚目が中央アルプスです。