Climbing Mate Club

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Report

北沢デラックスを触ってきました。

3~4日に、錫杖岳で会の岩講習がありました。 最近の恒例で、1日目は訓練、2日目は登攀です。
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私は、北沢フェースフリー化ルートに行くことになりました。
メンバーは、ノムノム・araiくん、私の3人。
実は、2週間前の例会で、どこへ行くか話し合っていたとき、せっかく錫杖へ行くんだから、北沢フェースのフリー化を見に行くべぇという話になったのです。
昨年からジャンボに、「すっごく気持ちのいい綺麗なルートですよ」と聞いていたので、覗くだけでもと思って、慌てて5ヶ月ぶりのフリーを再開した次第ですが、全くもって間に合わず。私は無残な結果となりました。
下部は従来のルートを2ピッチほど登ります。ボルトルートに慣れた体は、たかだかⅣ級の岩場でもギクシャクとした動き。この時点で先は見えていたようなものです。
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さて、1ピッチ目。12b・50m。やる気満々のノムノムが、カム青キャメまで2セット・ナッツ・ヌンチャクと、さらにバックロープを付けて登攀開始。かなり重そう。
すぐ上に見える小ハングは、なかなかカッコいいムーブで越えました。
が、その後、なかなか上がっていかない。行きつ戻りつしているうちに、2mほど登ると、「はってぇ~」の声とともに壁を駆け下りてきた。
うへ~、キビシそう。ビレイ点からではルートが見えないんです。
何度か同じことを繰り返すうち、少しづつ、ローブが出て行く。
30mほど伸ばしたところで、ノムノムが降りてきた。
「アカン。ギヤ重すぎや~。休むわ」とのこと。
おー、期せずして、途中までトップロープで遊べることに。
先にarai君。吼えまくりの気合のクライミングでしたが、2度ほどテンション。
でも、あっさりムーブは出来たよう。
さて、私の番。小ハングを越えて立ち込むと、ビレイ点からは見えなかったピッチの全容が見えてきた。
途切れ途切れにほぼ真上に続くクラック。
それ以外のホールドは、”ビミョー”。スラブ練習しとくんだったという反省も後の祭りですが、トップロープなので思い切っていく。・・・ぜんぜんダメ。諦めて核心をパス。とりあえず30m地点のトップロープ支点まで上がると、傾斜は多少落ちてくる。
ここで落ち着いて見渡すと、北沢フェースというだけあって、綺麗な大きいスラブで、ロケーション最高!ほんと、オススメ。
トレーニングして出直してきます。
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とりあえず上まで抜けねばということで、30m地点からノムノムが上までリード。
上のほうはスルスルとロープが伸びるので、問題なのかと思いきや、「落ちるの覚悟したわ~」とのこと。私は情けないことにユマーリング。arai君がフォロー。
arai君は、錫丈じゅうに響き渡る声で吼えまくり、気合を見せてくれました。遠征前だし、気合入ってるなぁ。見習いたい。
3人が大テラスへ上がったところで、ほぼ時間切れ。
合宿なので待ち合わせ時間に遅れるわけにはいかない。
このピッチ、50mもあるので、バックロープつけてると、重すぎ。
バックロープなし、ギヤも厳選していかないと・・など、攻略法を話し合う。
そして、上のピッチを偵察。が、ここからでは、どんなルートかよく分からず。10台のピッチは傾斜も無く、問題無さそうですが、その上の12cは、この距離ではホールドは見えず、ただ、黄色っぽいハングが印象的でした。
北沢デラックスというルート名は、本日発売のROCK&SNOW032を見て知ったのですが、岩質もラインも、ロケーションも最高。アプローチも比較的近い。
こういうルート、オンサイトぎりぎりの能力があれば、一番楽しめるんではなかろうかと思いつつ、再チャレンジを誓うのでありました。


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