Climbing Mate Club

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Report

9月7日・8日攀友祭

 今年も、幸い事故なく攀友祭を迎えることができました。
 7日の19時から、富士見町のとある場所で、恒例の安全祈願の神事,および懇親会を行いました。途中で、今夏会員の3人がドロミテの岩壁に赴いた時のスライドが披露されました。圧倒的なスケールの前傾壁に、口アングリです。レビュファの本の星と嵐に出てくる、6つの北壁のひとつの、チマグランデ北壁コミチ・ディマイルートを、今やアブミなしで登ってしまうこと、またそれが現代の世界標準の登り方であることに、衝撃に似た思いを禁じえません。それを、自分とは関係ない別世界と見るか、自分だってと思うか。そこが、個人個人の分かれ目になると思います。
 当会には、世界標準,あるいはそれ以上のクライミングを目指す人が、これからも何人でも出てきてほしいです。
 翌日8日は、これも恒例の救助訓練は雨天のため屋外ではできないので、急遽松本市内のジムに移動し、通常営業開始前に場所をお借りして、セルフレスキュー技術の基本をおさらいしました。リーダーがフォールした時のロープの仮固定と本固定,それに半マスト結びの応用,プルージックを使ったロープ登り,カウンターラッペル,などをやっているうちに、他のお客さんが見えたので、営業妨害にならないうちに切り上げました。オーナーありがとうございました。私個人は、近年は行けてもフリーのショートルートしか行っておらず、こうした技術を真剣に頭の中でシミュレーションしないといけないような山に行ってないので、正直言ってスムーズにはいかず、大反省です。次に山に行く前に復習します。
 今回は写真をとるズクが出なかったので、文章のみの報告ですみません。
 末筆ながら、皆大人ゆえいろいろ事情があるとは思いますが、当会は、基本的に一番登っている人,登れる人を中心に動いてます。昔からそうです。自分の都合で会から遠ざかっている人に手を差し伸べることはありません。実質的な会員でありつづけるには、努力が必要です。 (会長 浅野)


Comment

  1. トモチャンセン より:

    参加された会員の皆様、御苦労様でした。当会は下界での懇親会は攀友際ぐらいしかありません。今回不参加の会員は来年は是非、参加下さい。何時かドロミテで合宿出来たら良いですね。
    救助訓練は、定期的に練習しないと忘れるし現場で対応出来無いと思います。講習会に参加し積極的にクライミングしましょう。

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